登山は、政府が推進しているスポーツ

【質問】 

ダイナミックな「海水浴」の報告に感心しました。これからの時期、「登山」を楽しむ人も多いのでしょうか? 

 【回答】 

登山を言うと、当方が日本に来る前に、週末に体を鍛えるために、よく故郷の山である鼓山を登っていました。標高870メートル、2000段を超える石段があります。日本に来る前によく登山していたおかげで、日本に来てからもしばらくマヨネーズ工場でアルバイトしていたのに、体の疲れは感じませんでした。 

 日本に来てから一時期、よく東京郊外の標高599メートルの高尾山を登っていた、高尾山と鼓山、似ているところがあります。高くない山なので、老若男女問わず登って運動できます。週末、その山道はいつも混んでいるらしいです。現在、一般の人々には、週末と休日に、登山することが運動不足を解消するためです。 

 中国では、政府の専門的な登山組織である中国登山協会が1958年から活動しています。プロ登山家の活動を運営しています。1990年代に入ると、民間の登山が盛んになり、登山はもはやプロの登山家の専利ではなくなり、大衆登山のフィットネススポーツが盛んになり、登山スポーツも徐々にロッククライミング、山岳アウトドアスポーツ、スキー登山などの新しいプロジェクトから派生して拡大していきました。 

 中国登山協会は、各地域の登山協会と連携し、各レベルのスポーツ部門を頼りに、全国的に登山とアウトドアスポーツの普及熱を形成させています。近年では、新春登山、登山フィットネス大会、キャンプ大会などの民衆活動をはじめ、さまざまな大規模な登山・アウトドア活動の開催を通じて、大衆登山・フィットネススポーツの発展を促進し、フィットネスにおける一般市民へのサービスを積極的に行っています。

つまり、登山は、政府が推進しているスポーツです。 登山のほかに、近年、中国の人々はスリル満点の高所エンターテイメントに興味を持っており、高所スカイダイビング、高所ロープブリッジなどが人気を集めています。

(メルマガ黄文葦の日中楽話第43話より)

一号館一○一教室

とある大学の学生記者・カメラマンOB・OGによる先駆的Webマガジン     カバー写真:石川龍