中国の若い世代にブームという「劇本殺」とは?
【質問】
【中国の若い世代にブームという「劇本殺」とは?】
【回答】
「劇本殺」とは台本を元にミステリーの登場人物を演じながら、参加者が犯人を捜し当てるゲームです。コスプレと推理が同時に楽しめると、中国では若い世代を中心に人気が沸騰らしいです。中国メディアによると、市場規模は2700億円で、国内の店舗数は4万店に上るといいます。
各プレイヤーに与えられた脚本に自分を重ね合わせ、NPC(プレイヤー以外によって操られるキャラクタ)が補助やヒントでゲームを誘導し、プレイヤーは手がかりを集め推理しながら真犯人を探し、犯人が見つかると、ゲームオーバーです。 プレイヤーが劇中の登場人物の衣装に身を包み、役者気分を味わうことができます。脚本の長さは2時間から7、8時間まで、費用は小道具や脚本、時間や場所によって異なり、平均して1人1回100〜400元(約1800円―7200円)程度です。
「劇本殺」の収益モデルは以下の通りです。
1、実店舗を構える。この方法は、最も一般的な慣行です。
2、脚本配給。強力な資金が必要です。 配給会社は、脚本を書いた作家から脚本を買い取り、オンラインやオフラインのさまざまなショップに配給して収益をあげます。
3. 「劇本殺」を売るネットショップ。売り手は、「劇本殺」をネットで販売する。この方法は「淘宝網」で店を開くことに多少似ています。
このほか、メディアエージェンシー、広告代理店など、さまざまな収益モデルがあります。全体として、「劇本殺」は現在非常にホットな産業で、大都市がほぼ飽和しているため、中小都市への推進が進んでいるらしいです。
(メルマガ黄文葦の日中楽話第71話より)
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