日本の温泉事情。~タトゥーはお断り?~

私は、中学生のころから幕末が大好き。
そのおかげで、年に5、6回は京都を訪れるようになった。
もしかすると、地元の人よりも京都に詳しいかもしれない。

ここ数年、京都に行くと、外国人の方が多いのでは?と、感じる。
来年、オリンピックがあるせいなのか、京都だけでなく、日本を訪れる外国人は増えているようだ。


先日、気になるネットニュースを目にした。
外国人観光客が増えるにつれ、問題になっているのが、タトゥー。
しかし、日本では、タトゥーの人をお断りしている温泉やプールなどの施設は多い。
近年、外国人だけでなく、オシャレでタトゥーがある日本人も増えている。

日本では、文化的にタトゥーにはマイナスイメージがある。
タトゥーがダメなのではない。
ただ、訪れる外国人観光客には、日本ではタトゥーへマイナスイメージがある文化があることを、知ってもらわなくてはいけない。


では、日本人は?
保護者を見ていると、日本全体で自分の権利主張だけを求める人が増えているように感じる。
では、きちんと義務を果たしているのだろうか。
どこまでが自己責任で、どこからが社会に要求すべきなのだろか。


タトゥーは、自己責任?それとも、温泉施設のせい?
少なくとも、後先考え、十分にマイナス面や利益を考えてから、行動すべきだと、私は考えている。

タトゥーが問題というよりも、『タトゥーが温泉にもプールにも入れないかもしれない』という不利益も納得して、入れるべきである。
あとで後悔しても仕方がない。それを社会が変わるように主張するのではなく、自分の責任になるのではないか?


平和で豊かな日本だからこそ、子どもたちには、自分の権利主張だけでなく、相手のことも考えられる大人になってほしい。


一号館一○一教室

とある大学の学生記者・カメラマンOB・OGによる先駆的Webマガジン     カバー写真:石川龍