中国の最新占い事情

【質問】 

今朝のテレビを見ていたら、本日は「うお座」の運勢が最悪だそうで2月生まれの私も用心しています。日本ではとくに女性たちの多くが、星座、血液型、手相……と手当たり次第に占い好きのようですが、易の本家本元の中国ではどのような事情でしょうか? 

【回答】 日本では、「運勢占い」は盛んでますね。中国では風水・占いという伝統文化は、近年、復活していると思います。 日本と中国の占いを比べて、日本では、占い日常化している。毎朝、テレビ情報番組で、占いの情報が出されていますね。星座のほうが最も普通だと見られます。

中国では、大事な時、占いする傾向があります。 公的なマスコミでは、占い情報を載せないです。ネット上で、占いサイトが多数あります。名前、生年月日など情報を入れたら、自動的に結果が出てきます。一種の娯楽だとみられます。占い情報からビジネスへ誘導することも多いです。 

 十二生肖の相性を信じる人が多いです。十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)に鼠・牛・虎・兎・龍・蛇・馬・羊・猿・鶏・犬・猪(豚)の十二の動物を当てたものです。 いわゆる干支の相性とは、主に干支同士の衝突・害・罰のことで、「六衝」「六害」などの言い方があり、中には相性の悪いものもあります。 例えば「鼠と馬」、「牛と羊」、「虎と猿」、「兎と酉」、「龍と犬」、「蛇と豚」、6組の干支の間で五行が衝突することを言います。年の差は六歳の人は、相性が悪いと言われているようです。 例えば、属性は鼠の人と属性は馬の人が恋愛したら、親に反対される可能性が高い。干支衝突と認識されているからです。

昔、男女が婚約される前、二人の「生辰八字」を占い、対照してみることが普通です。「生辰八字」とは、生まれた年・月・日・時を表す干支(えと)を組み合わせた8字、占い師の必須アイテムです。勿論、現在でも「生辰八字」に気になる方が大勢います。 

 占いについて、星座、血液型、十二生肖を合わせて判断する人が結構います。星座、血液型、十二生肖の中、一つだけで占いするのは物足りないと言われて、総合的に占って、精度を高めると思われます。 現在、人気のある占いは以下の通りです。 

 一、利用者が占いパーラーに来て、対面で占ってもらう。これは最も古い占いで、たいていはとても良い結果が得られます。ほとんどの商業施設に占いパーラーがあります。 

 二、占い師と1対1のオンライン占い。 これは新しい占いの方法ですが、適切な占い師を見つけることで、対面と同じ効果を得ることができます。評判の良い占い師を探しているのであれば、いくつかの質問を試してから次の段階に進むことができる。無料の占い師もいます。ビジネスイベントをやっていたり、新人が腕を振るっていたりします。腕のいい占い師は有料であることがほとんどです。 

三、タロット占いのソフトを使って、占いを完成させます。それは単なる娯楽であり、ゲームの性質を持っています。そのようなソフトはネットあるいは携帯でたくさんある。ランダムなキーワード検索で大量に見つけることができ、しかも、それぞれが異なる結果が出てきます。  

(メルマガ黄文葦の日中楽話第59話より)

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