あっ、お母さん

『あっ、お母さん』

10年ほど学校の先生をやっていて、よく子どもに言われた言葉。
『私はまだ若いのに!』って心の中では思うけど、子どもは本能的に母性や愛情を求めてるんだなって、気づいた。

毎週日曜日にノンフィクションという番組が放送されている。
今回のテーマは『ママ、どうして死んじゃったの?』
子どもは本能的に、愛情を求めてるし、自分の居場所や安心できる場所を探す。それを見つけて、大人になってていく。


ネットで彼氏がマザコンなんてやだ!みたいなことが書かれていた。
私もマザコンな彼氏は嫌だけど、親を大切にすることはいいことで、程度の問題ではないか?
私だって、なんでもわがままを聞いて無性の愛をくれるのは母親だけだと思っている。最近、愛された実感や安心できる場所がない人や子どもが多いと感じている。


私は愛された実感があるだろうか?でも私はだれかに愛されたい。そして、だれかを愛していけるだろうか?
そんな歪んだ感情を満たされるためには、どうすればいいのか。
今も答えは出ていない。

一号館一○一教室

とある大学の学生記者・カメラマンOB・OGによる先駆的Webマガジン     カバー写真:石川龍