先生って、仕事何してるんですか?
『先生って、仕事何してるんですか?』
去年、5年生の男の子に聞かれてびっくりした質問だ。
どうしてこんな質問をしたんだろう。
『教員 不祥事』
と検索すると、様々な不祥事が出てくる。
例えば、『強制わいせつ、淫らな行為をした、体罰、不適切な発言、不適切なメール、変なあだ名で子どもを呼んだ、子どもの書いた絵を捨てた、暴言、盗撮、窃盗、キセル、万引き』などなど。
大人としてのモラルの問題、犯罪行為、様々だ。
教員生活を送っていて、疑問に思っていたことがある。
『子どもにとって、先生はどんな存在なんだろう?』
子どもから『先生って仕事何してるんですか?』と聞かれてから、ふと考えてみた。
子どもにとって、先生はお母さんやお父さんと同じように、存在して当たり前な存在で、『教員』という仕事があって、お金を稼いでいるという感覚がないのかもしれないと。
教育現場でよく言われるのは、『子どもはまず、両親からたっぷり愛情を注がれて、一人の人間だと認めてもらうことで、自己肯定感が高まって大人になっていく。』
子どもたちにとって、両親の次に愛情をたくん注いでくれて、一人の人間として認めてくれる大人が、先生の役割なのかもしれない。
果たして、私は子どもたちに愛情をたくさん注いできただろうか?
子どもたちは、私が愛情をたくさんくれる存在だと感じてくれていただろうか?
そして、不祥事の件を振り替えると、果たして私は、モラルをもって、子どもたちと関わっていただろうか?
一人の人間として、子どもたちと対等に関わっていただろうか?
ちなみに『先生って、仕事何してるんですか?』への返答は…
『放課後、みんなが帰ってから、○○駅前のマックでバイトしてるんだよね。』
そしたら、みんなの反応は『ずるい!先生ばっかりポテトとかハンバーガーに囲まれてずるい!』
さて、来週から、たっぷり子どもたちに愛情を注ごう。
子どもたちにとって、先生はなくてはいけない存在になるために、果たしてその方法は?
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